学校長メッセージ

「大分高専のホームページへようこそ」

 本校は、「人をしあわせにし、社会を豊かにする技術者」を育むために、邁進します。 「人間性に溢れ国際感覚を備え、探究心、創造性、表現力を有する技術者」として、社会をしあわせにできる人材を養成します。国立工業高等専門学校として1963年に設立された本校は、中学校卒業生を受け入れ、機械工学科、電気電子工学科、情報工学科、都市・環境工学科の4学科における5年間の一貫教育により、高等教育機関として高度な専門知識を培うだけでなく、愛の精神に立脚した教育を行っています。
 ものごとへの感じ方、好きな食べ物、耳を傾ける音楽など、ひとはそれぞれです。その違いを互いに認め、慈しむ。人を愛し、社会を愛する。その技術者としての「愛と慈しみの心」は、必ずや世界の平和と幸せ、地球の持続可能な未来へとつながると信じています。人をしあわせにし、社会を豊かにすることが技術者の使命なのです。

 クラブ活動が盛んで、29のクラブがあり、学生生活を楽しんでいます。ロボットコンテスト・プログラミングコンテスト・デザインコンペティションなどのコンテストに熱意を注ぐ学生がたくさんいます。日本全国から回収して修理した足踏みミシンを東南アジア諸国の貧困層の人たちに無償提供し、現地に出向いて修理指導を長年にわたって継続している足踏みミシンボランティア活動もあります。
 学生会はそれら学生生活を支え、高専祭・音楽祭・体育祭、新入生オリエンテーション、校内美化など主体的に取り組んでいます。学生が元気で、自ら楽しめるところが本校の魅力です。
 学生寮を備えています。通学の利便性を確保するだけでなく、共同生活をとおして友を増やし、交流をとおして人間的に成長できる場を提供しています。

 本校の教育への高い評価は、求人倍率や大学編入学の実績に表れています。
 令和5年度卒業生の求人倍率は、34倍でした。学生一人に対し、34社から求人があったことを示しています。また、本科卒業生等を受入れてより高度な専門教育を行う本校の専攻科(機械・環境システム工学専攻と電気電子情報工学専攻の2専攻)に進んで大学卒業と同じ学士の称号を得たり、大分大学をはじめとする国立大学等の3年次に編入して研究を続けたりする学生も少なくありません。
 特色ある教育として、「アグリエンジニアリング教育」により農学の素養をもった技術者の養成を目指し、また、災害による社会の破壊に対応するため、エンジニアの責務を理解して専門技術の高度化で貢献しようとする強い意志、すなわち災害レジリエントマインドを養うプログラムを運用しています。

 

 本校の教育等について、大学改革支援・学位授与機構による機関別認証評価や専攻科の特例認定、日本技術者教育認定機構(JABEE)による教育プログラムの認定を受けています。
 これらの教育は、地域の皆さまをはじめとし、大分高専テクノフォーラム、大分市、大分県、関連諸機関・団体の理解と協力によるものです。本校は、その期待に応えてよりよく学生を育むため、学問を究めた博士や先端の企業技術者を経験した教員、多様かつ優れた教育研究力を有する教員が、学生とともに励んでいきます。あわせて、最先端教育等安全加工システムのような高度な研究施設・設備を今後も、整えていきます。そして、これらの研究力と施設・設備を生かして、共同研究・受託研究や技術相談等を通じて、地域の課題解決に貢献します。

 女子学生や留学生を含め、多様な感性を大切にし、皆が居心地よく成長できる高専でありたいと思います。
 本校に入学した学生の皆さんが、ものづくりの感動を味わい、自ら学ぶことをとおして、学生生活を楽しんでくれることを心から願います。ともに、人をしあわせにし、社会を豊かにする技術者を目指しましょう!

学校長 坪井 泰士








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