「ニュージーランド短期語学研修だより」

133月19日(日)

本日ですべてのニュージーランド語学研修の日程を終了したしました。明日は全員予定通りに帰国いたします。
途中体調不良で数日休む学生も数名ほどおりましたが、帰国は全員一緒にできる方向となりました。帰国は21日(火)の昼前を予定しておりますが、空港の混雑状況により前後いたしますので、福岡空港に到着いたしましたら、学校の方へ連絡し、学生にも保護者の方々に連絡を個別でするように指示いたします。

学生たちは最後の日をホームステイファミリーと過ごしたり、友人と最後に行きたいところに行ったりと最後のニュージーランドを満喫しました。渡航中、保護者の方々にはいろいろとご協力を賜りまして、ありがとうございました。今後の学生たちの英語学習への取り組みにつなげていけるようにしたいと思います。

学生の方に総括を書かせております。最後に一部を抜粋する形で、今回のニュージーランド語学研修の便りを締めくくりたいと思います。前回同様に、氏名等は伏せております。

■学生A
I really enjoyed Christchurch, New Zealand. Two weeks ago, I got on the plane for the first time. And First time “abroad”. And, first time “host families”. It was all first time experience for me. I was very nervous. But, that was a fun, interesting and fascinating experience. I ordered in English at Singapore Airport. It was difficult for me to talk in English. But, I tried. I did my best. I thought it’s important to try, try, try again.

My host family is very kind. And she is good at cooking. All of meals she made were delicious. She did a laundry, made lunch, taught me English. I’m very, very grateful to her. I have experienced a lot. I went to Riccarton House and Bush, rode a gondola, went canoeing and saw many wonderful and great views. Of course, I learned a lot from Tim in General English. I’m very grateful to him. After school, I went to many shops and cafes in city, and spoke a lot in English. I learned how to order and how to spend dollars. I had a lot of fun for two weeks. There was a big cultural difference. There was a big language difference. But, I respected it. I enjoyed it. I’ll never forget these experiences. And, I’m so glad I was able to go to New Zealand.

I think “We should learn English, speak English and respect English”. Because we can talk with a lot of people. That’s so interesting and a lot of fun. Thank you so much Ms. Heather, Ms. Katie, Ms. Emma, Ms. Kaye, Mr. Tim, Mr. Mark and Mr. Alex. I hope to see you again. And, Thank you so much Ms. Kath.

■学生B
I have many great memories in NZ.I’ll introduce three things that surprised me.First, kiwis —the people in NZ are so kind!I was helped by them many times!One day I missed the bus that goes to bus interchange, old man taught me another bus.And kiwis are always polite.When they get off the bus, they say “thank you” to driver.

I think Japan should learn from them.Second, so many races live in NZ.Japanese, Korean, Chinese, European, and don’t forget, Māori.They respect each other, so we can find many kinds of cultures in NZ.For instance, food, clothes, and so on.Some of them are mixed, but so cool!Third, English.There are so many races, so their English have a personality.

My host mother is from South Korea, so she speaks Korean English (Konglish).It’s easier to understand than other Asian English.When I talked with Indian who works in supermarket, he spoke Indian English (Hinglish).It’s too difficult to understand for me!By the way, classes in Ara were great.I think I was able to improve my pronunciation.And people at Ara were also kind.Thank you for everyone!I’ll never forget my precious memories in NZ!And I’ll come back someday.
Thank you Gereth, Sue, Mia, Alex, and Bow!(My wonderful host family)

■学生C
My host family is very kind.On the first day I was very worried if I could communicate with them. But they tried very hard to understand my English. And they spoke slowly. I was saved by that. In particular, my host father always made me laugh. For example, they danced, sang and played the guitar. This is when I realised that I connected with them beyond the language barrier. My English is poor, but we can laugh together. It was a wonderful experience. So I am full of gratitude.
But I cannot express this feeling in concrete terms. I am very frustrated. So I decided to study English more and more. And I want to talk to them again. I want to express my feelings of gratitude as concretely as possible.And through this, I have become mentally stronger. For example, to be proactive and not afraid of failure. And even if you fail, you don’t get discouraged and keep trying. I think that will be very useful in the future.

I was able to make many memories. We got to know friends who had gone through the same experiences. And we shared useful vocabulary with each other. We also did a lot of speaking practice. It was very useful.And all New Zealanders are friendly. They are quick to help you if you are in trouble. It is a very nice country. I don’t want to leave here 😭

全員分掲載したいのですが、全員がこれくらいの文章をすらすらと書いているので、載せられません。それだけみんなの気持ちがいっぱい詰まった語学研修だったのだと思います。初日の日記に比べて文章の内容も考え方も深くなり、ぜひご自宅でも帰宅しましたら少しずつ話を聞いていただきたいと思います。

最後に本文とは関係ありませんが、数件のホストファミリーと学生の写真を載せたいと思います。
ホストファミリーの皆様、クライストチャーチ工科大学の教職員さま、その他バスや引率をしてくださった関係者の方々、ありがとうございました。
安全に明日から帰国いたします。

123月17日(金)

本日最後のDay tripで、ハンマースプリングスという場所に行ってきました。
スプリングスという名前の通り、温泉が湧き出る場所にプールを作って温泉プールのようになっています。ハンマーというのは、この土地の所有者であった、トーマス・ハンマーさんの名前からこのようになっています。

到着すると、何故か懐かしい香りがしました。そうです!別府と同じ硫黄泉なんです。大きなウォータースライダーを備えており、高原の土地にはハイキングやラフティング、キャンプ場などが整っており、レストランやお土産屋さんなどが軒を連ねています。
また、今回はしておりませんが、バンジージャンプや高速ボート、スカイダイビングなどもできる場所です。今回は温泉プールのみでしたが、42から43度の野外プールが3つ、38度程度の屋内プールもありますが、それぞれ温度が違います。学生は大きなウォータースライダーで沢山遊んだり、外の散策をしたりと思い思い過ごしました。本日のニュージーランドはとても温かく、温泉プールにはちょうど良い気候でした。

学校に戻り、最後の金曜日となり、校内で記念撮影をしました。今週末はホームステイファミリーと最後の週末になります。最後の思い出をしっかり作ってきてほしいです。学生たちは寂しい気持ちもありますが、帰宅できる喜びも少し感じているようです。

このニュージーランド便りは本日の投稿と、週末の投稿が月曜日にホームページに掲載予定ですが、月曜日は早朝クライストチャーチを出発しております。火曜日に無事に到着するまであと少しとなりましたが、気を付けて頑張って参ります。

113月16日(木)

本日は予定通り、マオリ族の方々と一緒にマオリ文化を学びました。 小さなマオリ族の女の子二人も参加してくれて、本物の「モアナちゃん」たちに学生たちも「かわいい!」と声を上げていました。教えてくださったマオリの先生方は、日本語的な表現になりますが「人情味あふれる方たち」で、学生たちもすぐに打ち解けていました。

マオリ族は文字を持たない文化なので、様々な偶像に自分たちの文化を投影して子孫たちへ伝承してきました。
そして、新しい開拓者(イギリス人たち)を一緒に文化に取り入れていこうとする考え方を持っていることを教えてくださいました。新しく来た人は、文化を尊重する限りは歓迎する、というスタンスで大分高専の学生たちも温かく迎え入れていただきました。

神聖な聖堂のような場所(水以外は飲食禁止)で、ハカを教えていただきました。本物のハカを見た学生たちはその迫力に圧倒されましたが、初めてのハカのダンスに全員、一生懸命練習しました。
途中からAraの大学生たちがグループに入ってくださり、現地大学生に少人数ずつに分かれて英語でハカの踊りを教えていただきました。
マオリ語を使い、ハカでジャンケンゲームをしてアイスブレイクをしながら、最後は全員でハカを屋外の芝生の上で踊りました。
Araの大学生と大分高専の学生たちで踊るハカは、非常にダイナミックで力強く、とても感動しました。Amazing!ってこんな時に使う単語ですね!

その後は、各クラスの先生方から修了証を頂きました。賞状と成績表を頂いた学生は感激しており、いつの間にか仲良くなっていた現地の大学の先生方と固い握手をしたり、ハグをしたりしていました。終わってしまうことがとても寂しいと言っていました。
右も左もわからずに到着してから約2週間、本当によく頑張って授業を受けていました。今ではキャンパス内にも溶け込んでおり、すっかり現地の大学生のような雰囲気です。
授業を一生懸命にしてくださった、Josie先生、Tim先生、Nicola先生、ありがとうございました。

午後はクライミングとアートギャラリー(都合により公園散策になりました)を先日のグループ活動と逆パターンで活動をして楽しみ、放課後はJapan Clubに参加した学生もいます。このクラブ活動は今日で終わりということで、もう会えなくなることがとても悲しいと日記で書いている学生も数名おりました。これからもいろいろなツールを活用して、交流を続けていってほしいです。

明日は1日利用して遠足に行く予定です。帰りの時間が迫っているなかで、学生たちも必死で現地の大学生やホストファミリーを時間を惜しんで英語を使っております。帰国後にも続けられる関係をどうか作って帰ってほしいと思っています。

マオリダンスよかったです。ぜひ動画見てみてくださいね

103月15日(水)

早いもので、明日でクライストチャーチ工科大学での言語授業は終了いたします。明日は授業の一環として、マオリ族のセレモニーを特別に参加して見せていただけることになりました。

ご存じの通り、ニュージーランドにはもともとの先住民族のマオリ族が住んでいました。現在は純粋なマオリ族は少なくなってきておりますが、人口の14パーセントを占めています。ラグビーワールドカップなどでその存在を知る日本人も多いのではないでしょうか。 私たちはニュージーランドで、Hello!の代わりに「Kia Ora(キアオラ)」という言葉を使ったりします。
また、ニュージーランドでは大学も含め、あらゆるところで英語表記とこの「マオリ語」の表記を見かけます。ニュージーランドでは、このマオリ文化を非常に大切に保護し、言語も同様に保護しようという活動が見られます。
例えば私たちが現在お世話になっているクライストチャーチ工科大学は「Ara」という表記をしています。正式には Ara Institute of Canterbury という名前です。(もともとは Christchurch Polytechnic Institute of Technology: CPITでしたが、ティマル校と合併の際に名前を変更しています)学生は「Ara(アラ)」と大学のことを呼んでおりますが、この「Ara」はマオリ語で「通り道」とか「何かを起こす」という意味だそうです。学生への大学からの気持ちがマオリ語によって表記されていますね。
なお、ニュージーランドではマオリ語も公用語として認められております。素晴らしいですね。

さて、本日は授業後にアドベンチャーパークに行きました。
全体でニュージーランドの景色を高いところから見るのは最後でしたが、海がきれいで写真をたくさん撮っておりました。ニュージーランドでは秋の足音がしております。朝夕はずいぶん涼しいですし、あと数か月すれば雪景色になります。
今日は冬になればスキー場にもなる山に、スキー用のリフトに乗って登りました。リフトに乗ったこともない学生が多く、その高さに叫び声をあげるか、黙るかのどちらかでしたが、全員登れました。実は、ジップラインというハーネスを付けてワイヤーロープで滑り降りるもの(公園でよくある紐にぶら下がって高いところからレールで滑るものの、標高が超高いバージョン)をやりたいと言っていたのですが、予約がいっぱいでできませんでした。
しかしリフトの怖がり方をみると全員できなくて正解でしたね笑

いろいろな面からニュージーランドを見た学生たちは、終わりに近づいてきた海外をどのように見ているのでしょうか。週末には全体を総括した学生の意見を掲載したいと思っています。
あと数日ですが、頑張って学び楽しみたいと思います。

093月14日(火)

本日は午前のクラスでクイズ大会を英語で行ったクラスがあり、とても盛り上がったようです。

木曜日には言語クラスを無事に乗り切れば、修了証が与えられる予定になっています。このプログラムは語学プログラムなので、しっかり課題をこなし、授業に参加し、意見を言えたら、修了証がクライストチャーチ工科大学から与えられます。
残りの授業は水曜日と木曜日までとなり、金曜日に日帰り遠足、そして最後の土日となります。あと2日間しっかり授業を受けて、各レベルごとの先生と話をしてみて、できるだけ沢山の英語を使用して、実力をつけて帰りましょう!

午後はカヌーにチャレンジしました。
クライストチャーチはイギリスよりイギリスらしい、と評される街です。そしてその中心を流れるエイボン川は、1848年にスコットランドのエイボン川にちなんで名付けられました。スコットランドのエイボン川同様に、ボタニカルガーデンで優雅な雰囲気を漂わせております。
絵にかいたような鳥や、青い空に揺れる美しい木々の緑、そして優雅なカヌー。 の予定だったのですが、2人1組で初めてパドルを持った学生は、物理の法則をすっかり忘れて前後でバラバラにボートを漕ぎ、全く進まず。進んだとしても、思ったように進まず、岸に突っ込んだり、途中の木の茂みに突っ込んだりしてかなり大変そうでした笑
コツをつかんでくると、優雅なイギリス風カヌーは途中から趣旨が変わり、競争して相手のカヌーに近づいて水をかけあうという状態になりました。

ボタニカルガーデンの小川でバトルしてる姿を、橋の上から写真を撮りながら声をかけてくださった海外からの観光客の皆様(私たちも海外からの観光客ですが)、ありがとうございました。Have a nice time! とかHave fun! と言われて、大きな声でThank you! You,too! としっかり遊びながらも答えていました。
日ごろ使わない筋肉を使い、1時間のカヌーの後は芝生でダウンしておりました。濡れた体を乾かしたり、芝生でゆっくりという時間がこれまでなかったので、しばらく休んだ学生もいるようです。

毎日午前中は頭を使い、午後は体を使い早寝早起きのニュージーランド時間に生活がなってきております。また、ホストファミリーとの会話に最初に感じたような困難さが今では無くなりつつあるようで、家族との会話の内容もたくさん聞いております。お弁当もしっかり毎日作ってくださるファミリーの方々には感謝しかありません。残りの日々を大切にしていきたいです。

083月13日(月)

早くも最終の月曜日がやってきました。来週の今日は帰国をするために学校か空港で集合して帰国の途になります。

今週からは、授業も少しずつレベルアップしてきます。週明けに「テスト」がいきなりあったクラスもありました。そのクラスは写真撮影が不可でしたので撮れませんでしたが、他のクラスを少しだけお邪魔して写真を撮らせていただきました。
大学の小テストは急にやってくるので、毎日の予習や復習、また先週までの復習もしっかりしておく必要がありますね。

さて今日は非常に寒い日でした。(日本ではかなり暑い日々が続いているとニュースでは見ています)雨が降り、風が吹いて、朝はみんな大丈夫か心配しましたが、ちゃんと時間通りに来ておりました。日程が折り返しを迎えて、少し疲れが出ているようなところもありますが、午後の活動になると生き返ってきます。

今日は2グループに分かれて、クライミング(簡単なボルタリング)とアートセンターに行きました。
クライミングは命綱をつけて、クライミングする初級者レベルですが、命綱がゆっくり下ろしてくれても、やはり落ちるのは怖いようで、引率したトメック先生によると、何故か女子の方が最終的には怖がらなくなったと言っておりました。男子はなかなか落ちるのに慣れなかったと聞いております。
アートセンターの方は、なかなかアートが理解が難しかった?のか、その影響もあるのか、夕方の雨上がりの虹を印象に残ったと日記に書いている学生が数名いました。

毎日感じたことを素直に日記に書いてくれて楽しい報告がいっぱいですが、だいたいが食べ物です笑 学生はラム肉をステーキで食べていることが頻繁にアップされています。新鮮なラム肉がおいしいようで贅沢な口になりつつあります。
ステーキと聞くとすごく高級なイメージがありますが、こちらでは魚より肉の方が安くておいしいです。日本ではステーキ店に行くと、牛であっても250クラムだと高級店であれば1万円くらいします。こちらではディナーで、高級店であっても、ちょっと高いランチくらいの価格で食べられます。しかもたくさんのポテトとサラダなどもついてきます。味付けも日本とは違うハーブなどが入っており、珍しいようです。

とりとめのない内容になってしまいましたが、今週も元気にがんばっていきます!よろしくお願いいたします。

073月11日(土)〜12日(日)

学生たちはそれぞれのホストファミリーの家庭で初めての週末を過ごしました。海を見に行ったり、マーケットに行ったり、友人やファミリーと特別な時間を過ごしております。

クライストチャーチはもともとイギリス国教会の布教から町がスタートしています。ここカンタベリーという名前もイギリスのカンタベリーから最初の入植者がきたことに由来しています。また、オクスフォード、ブライトン、マンチェスター、リッチモンドなど、イギリスの名前が通りに使われ、イギリスの色が非常に強いです。またアクセントもどちらかというと、オーストラリア英語ではなく、イギリス英語を話します。
また、その宗教の理由から金曜日は肉を食べない家庭も多く(魚は食べます)、日曜日は礼拝に行く家庭もありました。これも新しい経験ですね。

実はホストファミリーから以下のようなメッセージを大学側にいただいております。このようなメッセージを海外でいただくことは稀で学生たちの人の良さが伝わっているようです。以下ご紹介いたします。

「とても、とても可愛くて素敵な学生さんです!礼儀正しくて、それでいて非常に情熱をもっている子です。この子をここに迎えられて非常に幸せに感じています。私はこの子に『ずっと一緒に住んでいていいのよ!』って話したくらい素晴らしい子です。ただ、幸せです。ありがとう」
1週間の生活でこのようなメッセージを大学側にいただけて引率としてもうれしく思っています。

また、一緒に引率されているトメック先生からこの1週間の学生たちの変化などについて聞いています。
「到着日に非常にリスニングに苦労していた様子でした。しかし1週間が経過した現在は、学校の説明や授業の説明も苦労する様子を今は全く見れなくなりました。そして話すことに関してもクライストチャーチ工科大学の教職員に「How was your weekend?」と聞かれ、詳しく話したいという気持ちが強いので、どんどん話をするようになりました。このまま帰国しても英語でチャレンジし続けることを期待したいと思います。
来週の今頃はもう空港に集合していると言ったら、すでに泣きそうな顔をしている人もいました。ホストファミリーとのお別れで号泣する学生もすでに予想ができますので、この1週間をより充実した日々にしてほしいと思っています」

ニュージーランドの生活も残り1週間となりました。
観光という面ではやりつくしています。ここからは本来の「語学研修」という面で学生に集中するように月曜日のミーティングで指示をしております。また、危険回避と健康対策をするように再度学生に話をして、2週目がスタートしました。今週もしっかり頑張らせたいと思います。

063月10日(金)

今日も学生全員元気でした。
出発から1週間経ちますが、ホームシックになっている学生は今のところいません。学生各自がきちんと自覚と目的を持って行動してくれています。
初めての週末を前に、金曜日は学校ごとの1日遠足(Day trip)です。本日は2か所巡りました。

1か所目は、キャッスル・ヒルという場所で、キャッスルという名前はついておりますが、お城はありません。ただ、キャッスルという名に恥じないような巨大な石灰岩があります。世界的に非常にボルタリングエリアとして有名ですが、ハイキングで見て回るのでも十分な迫力があります。
ここは、映画「ナルニア国物語」や「ロード・オブ・ザ・リング」の撮影現場としても有名です。ニュージーランドは様々な映画の撮影に適した素晴らしいロケーションが沢山あります。石灰岩は火山国日本でもよく見るものではありますが、規模が大きすぎて驚くばかりです。おそらく学生が人生の中で見てきた、おおよそ「石」と言われるものの中では、最大のものを見たのではないでしょうか(笑)。子どものように草原を走りまわり、石に登り、大きな声を出して大自然を体感していました。

日々の授業が慌ただしく、全員の写真を撮る時間がなかったのですが、本日は1日一緒にいることができたので、ばっちり撮りました。元気な姿をご覧ください。クライストチャーチ工科大学からも先生が二人ほど引率に加わってくださり、全員の安全と会話に加わっていただきながら、もっと遊びたいという学生たちとキャッスルヒルを後にしました。

2か所目は、地元の農場に向かいました。この農場は、馬や羊、ロバなどに自由に餌付けを無料でできて、おっかなびっくりでみんな餌を与えたり、馬をなでたりしました。ニュージーランドに来て、動物に触れあう機会が増え、情緒的にも安定しています。学生たちから各ご家庭へのご連絡でも、笑顔がいっぱいの写真が送られているのではないでしょうか。

学生たちの今の流行は、ニュージーランドクッキーとホーキーポーキ―味のアイスクリームです。朝晩は冷え込むものの、昼間から夕方は非常に暑くて、今日は日焼けをしました。アイスクリームも美味しく感じているようです。また、各ホームのご飯が口に合うようで安心しています。(ちらちらと麺類や中華なども口にしています。大学の前にはアジア各国の学生向けのフードコートもあり、比較的安くアジア料理が食べられます。またカウントダウンという激安スーパーと薬局も併設されているため、食事で困っているという声は聞いておりません)

明日からは初めての週末です。土日はホームステイ家庭や友人たちと初めて自由時間を取ります。充実した時間が取れますように! 最後に学生からの本日の日記を1名載せて今週の報告とさせていただきます。

We went to Castle Hill with Ms. Emma & Mr. Tim!
I bought a latte & a blueberry muffin at cafe. A blueberry muffin is absolutely delicious!!! Of course, a latte was tasty too! New Zealand’s coffee is better than Japan’s coffee…
It took 90 minutes from Ara to there. When I arrived there, I said “What a beautiful place!”. It was the most beautiful I have ever seen! There are many rocks, many enormous mountains & some large lakes. Like Ms. Asami said at that time, Castle hill is one of international park in New Zealand. So, New Zealander have continued to protect this park. The landscapes cannot see in Japan. I walked around in the park, took many photos & some videos. After that, We went to the farm. There were many animals such as chickens, llamas, houses, ducks & rabbits. Especially, rabbits were very cute. There were some souvenirs, but I didn’t buy them.
Tomorrow, I’m going to go “International Antarctic Centre” & walk around in New Regent Street. I haven’t been Rollickin Gelato, so I want to go there. I’ll have fun free times. Enjoy yourself, too!

053月9日(木)

本日も全員元気です。

今日は午前中の授業が終わり、みんなが興味のあったキウイを含むニュージーランドならではの動物たちを見に行きました。
帰りのバスでは、さまざまな大きさのキウイや羊をみんな「ぬいぐるみ」として持ってかえっておりました笑

キウイはニュージーランドの象徴ともいえる動物で、ニュージーランド・ドル(NZD)の1ドル硬貨の裏にはキウイがデザインされています。
また、キウィはオスが巣作りや子育てをすることから、献身的に家事や子育てをする父親を「Kiwi husband(キウィの旦那)」と呼んだりするほど、ニュージーランドでは身近な動物です。しかし実際のキウイが夜行性で、今日は真っ暗になった施設の中でシルエットだけちらっと見えたくらいです。キウイは現在絶滅危惧種で、最大の敵は人間の森林伐採や狩猟によるものです。
それらの話からか、あまり姿が見られなかったにも関わらず、学生たちは、キウイを含む動物愛でいっぱいになりました。

学校に戻った後はクライストチャーチ工科大学で、Japan Clubという「日本クラブ」の大学生が、みんなを待ってくれていました。このクラブは日本語や日本が大好きな学生が集まって活動をしています。初めてのクラブ活動の参加ということで、ドキドキしながら英語と日本語でゲームをしたりして楽しみました。

ここで、いつもは写真を貼るのですが、学生には大学の宿題の他に、毎日英語での感想を書かせております。本日はそれを一部披露したいと思います。なお、教員の手は加えておりません。彼らの感想文が日々感じていることを一番伝えていると思いました。毎日の日記はどんどん長くかけるようになっています。1年生から4年生まで含まれております。学年、氏名は伏せております。
単語の使い方や、伝えようとしてることが伝わる力が付いていると思います。

■学生A(決意表明しています。高学年ならではの難しい単語も入っています)
Classmates of my English class speak English fluently, so I thought study and speak with people are inevitable to improve my skills. I don’t afraid of making mistakes, I want to have a conversion

■学生B(失敗談も自分できちんと説明できました。また逆境にも負けていません)
Today I got on the wrong bus so I was getting lost. And my Wi-Fi was dead. I thought “oh my gosh, I had a big mistake but I have a mouth so I can ask somebody hahahaha “like that. So, I asked a woman waiting for the bus. I said “sorry I want to go to the bus interchange, could you tell me which bus should I get on? “but she ignored me!!!! I didn’t give up I tried maybe about 3times. Then She nodded only once and then turned to the other side of me that was devastated but that was so great experience. And lucky me l could see the Transitional Cathedral and when I arrived at the bus stop and got off the bus and walked, I was very happy that three children from inside the car said “HI “for me. After all, I felt that there were many different people in the world.

■学生C(よく使う単語を自分で調べて気づきました)
I looked up a difference between “late” and “delay” FOR THIS SITUATION. I understood the difference each word.
LATE and DELAY mean “lag”. But if you use LATE, you will have some reasons on your own why you’re in lag. If you use DELAY, you won’t have any reasons on your own. If your surroundings did something to wrong, you can use it. I want us to use correct expressions in English. If we’ll got lost. Let’s look up ourselves.

■学生D(今日見たキウイについて上手に説明しています。後半の部分は帰国後「明細」をご覧ください。全員こんな感じです)
Today, I went to Willowbank!!There were many different animals there.
(Duck, eel, horse, rabbit, sheep, kiwi, etc…)I was especially happy to see the Kiwi !!I was completely captivated by Kiwi cuteness. Kiwi zone was very dark. Because, kiwi is nocturnal habit. And, the kiwi’s wings have degenerated and they can’t fly. I was able to see two Kiwis there.
They were very cute!! But, I wasn’t possible to take their photograph. Taking photos was forbidden because of Kiwis’ surprise. That was unfortunate. I bought souvenir, I got a lot of kiwis goods there. I’ve spent about $100 there. But I have no regrets. I thought that we must take care of our planet’s environment so that the kiwi does not become extinct.

043月8日(水)

33名元気に登校しています。全員が健康に気を付け生活しています。

朝は時々「少し遅刻します」という学生がいます。でも実はこれ、「学校に自分で来れていること」が奇跡なんです!
学生は、バスで通学しています。ここまではよくある話なのですが…
実はクライストチャーチのバスは「次は〇〇です」という放送がありません!
また、車内に「電光掲示板」もありません!つまり乗客は、街中を目で見て適当に降車ボタンを押します!
なんと学生は初めての街で、景色とグーグルマップのみを見て下車して来ているんです!
(しかも平屋ばかりの似たような街並みで、特徴もない建物ばかり)
初日のみ、ホストファミリーが送ってきてくれたり、バスに同乗してくれましたが、二日目からは自力で来ています。学生の登校時間は長い学生でバスで30分、短くても10~15分程度です。
初めての街でよくわからない、Wi-Fiも微妙な中で、よくぞ毎日辿り着いた!と感動しているのですが、この21世紀とは思えない環境下で、遅刻の際はきちんと連絡してきて、毎朝元気に来てくれます。これは彼らの自信になり、バスは自分たちの足となり、どんどん行動範囲を広げています。

さて、本日も午前中は英語の授業でした。ディベートをしたり、グループで問題を作って出し合ったり、語彙を増やしたりする活動などが活発に行われていました。いつもの先生とは違う大学のネイティブの先生からしっかり3時間授業を受けると、広い校内のお気に入りの場所でランチを食べていました。今日のクライストチャーチは朝が雨が降り少し寒かったものの、午後からは真夏日で、昨日のグループと入れ替わり、ミニゴルフとゴンドラを楽しみました。(今回はミニゴルフとゴンドラで山頂からの景色写真をお付けします)

クライストチャーチは火山からできた大地で、海と山に囲まれ、湖も形成されています。
その麗しい景色に、学生たちは「感動した」以上の言葉が見つからず、「来てよかった!カレンダーで見るのと本物はこんなに違う!」と、何度も言っていました。自然への畏敬の念と、自分の存在意義と、今ある環境への感謝など混ざった気持ちが起きているのが隣にいて、とても伝わりました。
今日の学校の終わりに、何人かの学生が「このままNZにいたい」「ここにきて本当に生きることの考え方が変わった」と話していました。
もちろん道を聞いても答えてもらえなかったり、失敗もたくさん聞いています。でも、その失敗も「もっと上手くできるようになりたい」という気持ちに切り替えている「大分高専魂」は素晴らしいです。

最後に保護者の方へ

「ここにずっといたい」「NZで暮らしたい」と言っておりますが、「家の飯くいたい、そろそろ」という言葉も「きっちり」キャッチしております。
日本は便利なんだなぁと実感することも多いようで、ホームシックにならないように、どんどん活動を入れてサポートしていきます。
明日はみんなが見たいと言っていた、「NZの動物たち」とのふれあいです。すでに羊や動物が多いニュージーランドで、動物に感化され、ぬいぐるみを買っている姿を数件目撃しています。スーツケースがぬいぐるみで溢れないように見守っていきます。

033月7日(火)

本日も33名元気に登校してきました。

長時間のフライトの後ですが、どんどん英語を吸収して、表情も声の大きさも変わってきています。 最初は恥ずかしかったhelloも今では、その先の会話を英語で繋げられるようになりつつあります。「英語が当たり前」の中にいるので、自分たちでは気づいていないのですが、ものすごい勢いで英語を吸収しているのを引率教員は感じています。通じさせるために発音を工夫したり、聞き取る能力は1日ごとに急成長をしているのがわかります。バスのカードも「チャージする」とはもう言いません。「top up」してくる、という言い方を自然と行い、買い物も慣れたものです。

授業では他大学の英語学科の学生もいたりするので、勢いに圧倒されていましたが、今ではみんなも負けていません。授業もしっかり受けてきています。昼食のあとの日帰り遠足は2グループに分かれていきました。ミニゴルフで楽しんだグループと、ゴンドラでクライストチャーチの山頂から景色を楽しんだグループです(明日はこのグループが入れ替わります)。

ミニゴルフでは郊外にあるミニゴルフ場(といっても、かなり本格的なホールを回るゴルフ場)で3コースを人生初のミニゴルフをして楽しんでいました。日本にはあまり馴染みのないミニゴルフですが、海外では気楽に誰でも取り組めるスポーツとして取り入れられています。

今回のミニゴルフ場は通常のゴルフ場のような場所に加えて、滝が流れるミニゴルフや急斜面を利用してホールインさせるマウンテンゴルフ、そして特に学生が面白がっていたのはお化け屋敷の中で行うミニゴルフでした。緊張する英語授業の後だったので、リラックスして体を動かせました。

ゴンドラでクライストチャーチの景色を高いところから見た学生たちは「本当に奇麗だった」と感動していました。あまりの美しさに、愛を叫んだ学生もいるそうで(笑)、南半球からの叫びがきっと日本にも届いたかと思います。放課後は、友人たちと買い物に行ったり、アイスを食べに行ったり、そろそろ自由行動ができるようになってきました 。

023月6日(月)

クライストチャーチ工科大学の授業初日が始まりました。

33名は、初日のみ一緒にバスで学校に来てもらったり、送ってもらったりして学校に無事に到着しました。学生証の発行手続きを行い、自分のレベルに合った英語の授業に各自向かいました。
クラス内は、国籍は様々で、別の大学から留学に来ている日本人もいます。非常に活気あるクラスの中で、最初は戸惑いも見せていましたが、どんどん英語という言語を介したコミュニケーションの面白さに引き込まれ、だんだん声もしっかり出せるようになってきました。

お昼ご飯は各ホストファミリーが作ってくれたLunch Boxです。水筒もしっかり持たせてくれて、各家庭大きなサンドイッチや果物、スナックなどたくさん入った箱をみんなが嬉しそうに見せてくれました。ドラマでよく見る「小さなリンゴ」が入っているのが嬉しかったようで、「先生、見て!本当に入ってる!どうやって食べるの?」と笑顔いっぱい、おなか一杯になっていたようです。午後からは、大分高専の学生全員でバスに乗って日帰り遠足しました。

クライストチャーチは「ガーデンシティ」と呼ばれる緑豊かなイギリスの影響を受けた街です。その代表の「リッカートンハウス」という非常に美しい建物と庭園でした。学生はその後、無事に全員ホーム捨て先に戻り、ファミリーと楽しく過ごしています。

013月4日~5日

令和5年3月4日(土)から3月21日(火)の18日間、学生33名と引率教員2名の合計35名が、ニュージーランドのクライストチャーチ工科大学へ短期語学留学します。

令初日(3/4)は、大分高専を午前5時にバスで出発し、福岡空港からシンガポールのチャンギ国際空港を経由して、翌日午前10時40分に、ニュージーランドのクライストチャーチ国際空港に到着しました。

その後、空港からバスでクライストチャーチ工科大学に移動し、ホストファミリー担当者の日本人スタッフが日本語でガイダンスを行ってくれました。ガイダンス後は、ホストファミリーが迎えに来て、それぞれのファミリー宅に移動します。ニュージーランドは、日本との時差が4時間早いですが、全員、元気にしています。これからの研修を楽しみにしています。








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