研修5日目はシンガポールから日本へのフライトです。研修中は誰一人体調を崩すことなく、元気に過ごすことができました。暑い中たくさん歩き、きっと疲れもあったと思いますが、初めは不安でいっぱいだった学生たちの表情には満足した様子を見受けられました。今回が初めての海外渡航だった学生も多くいましたが、異国の文化を知ったり、外国語でのコミュニケーションを図ったりと、さまざまな経験ができたと思います。今回の経験をこれからの日常生活や、学校生活に活かしてほしいと思います。
ここからは学生の研修を通しての感想を、これまで載せきれなかった写真とともに紹介します。
◆ この研修を通して感じたことは3つ。1つ目は、食べ物の味が全体的に辛くて濃かったことです。お米は主にインディカ米で、日本にはあまり馴染みのないものでした。日本では見ないドリアンやマンゴスチンのようなフルーツもあり、美味しかったです。2つ目は治安や環境の違いです。赤信号を当たり前のように渡っていたり、コンビニの店員の対応が少し冷たく感じたりしました。自動販売機も少なく、あらためて日本は治安が良かったのだと実感しました。3つ目は建物の大きさ、公共交通機関の発達度合いです。地下鉄も無人で、とても発達していました。いろいろな文化の建物も多く、小さな国だからか高い建物が密集していました。この研修旅行では、日本と海外の違いについて学ぶことができました。これからは英語をもっと勉強して、シンガポール以外の海外の国の文化なども学んでいきたいと思います。
◆ 今回のシンガポール研修では、ちゃんとした会話文で話せたことはあまりなく、単語と単語を繋げた形でのコミュニケーションがほとんどでした。その際、伝えたい言葉を表す単語が出て来ず悔しい思いをしたので、今後は一層英語の勉強に力を入れたいと思います。また、海外渡航を経験したことで、今後の海外旅行への精神的なハードルが少し下がったように思います。また機会があれば参加したいと考えています。加えて、個人的にも友人を誘って海外旅行をしてみたいと思いました。その際にはより積極的にコミュニケーションを取っていきたいです。
◆ 初の海外で緊張していましたが、とても楽しむことができました。日本、そして大分とは全く違う空気感でした。シンガポールにはたくさんの人が移り住んでいると聞きました。多種多様な人種や宗教の人たちが共存していて、とても素敵だと思いました。さらに、景気が良くお金があるため、高くて綺麗なビルをどんどん建てていて、お金があるってすごい!と思いました。英語でコミュニケーションをとることの楽しさを知ったので、もっと英語を喋れるようになりたいです。今回の研修参加者には同じクラスの人が少なく、話したことがない人がほとんどでした。他のクラス、先輩、後輩と関わりを持つことができ、仲良くなれて嬉しかったです。これから学校であっても積極的に話しかけにいきたいと思います、日本に帰りたくないと心から思うくらい楽しい5日間でした。来年もこうした研修に参加したいと思いました。
◆ 今回の研修では、現地の人と話すときに自分の英語力でもなんとなく会話できたと思うと同時に、もう少し英語をしっかり勉強しようと思いました。ぎこちない英語でしか会話ができなかったので、もっと勉強して、次に海外に行くときには会話を成立させられるようになりたいです。また、今回の研修旅行では、同じ高専生同士でもコミュニケーションを取って仲良くなれました。これまで他の学年や学科の人とあまり関わってこなかったですが、高専生同士の交流も図れたので良かったです。
◆ 今回の研修は、人生経験として海外に行ってみたいというくらいの気持ちで参加しました。実際参加者を見ると同級生もいない状況で、仲良くなれるか、楽しめるかとても不安でした。ですが、みんなで初めての経験を共有することで、日を追うごとに仲良くなることができました。シンガポールに来て良かったと思い、最終日には帰りたくないと思えるような素敵な国で、素晴らしい旅行になりました。ぜひいろんな人に経験してもらいたいです。海外で日本との違いを体験すること。その国を知ること。わからないことだらけの状況でも協力して楽しむこと。人生初めてで、とても貴重で、忘れられない4日間を過ごすことができました。
◆ 海外に行くのは初めてで緊張していましたが、外国の人はとてもフレンドリーで話しやすかったので良かったです。先輩たちとも仲良くなれるか心配だったけど、日を重ねていくにつれて仲良くすることができて良かったし、楽しかったです。ただ、外国の人と会話をするときには、伝えたいことがなかなか英語で表現できなくて難しさを感じました。英語の文法の授業も大事だけど、英会話の練習をもう少ししたいと思いました。機会があればまた海外に行って、今回よりは英語を上手く使えるようになりたいと思いました。貴重な経験になりました。
◆ 初めての英語でしか伝わらない環境だったので不安でしたが、観光地の人など簡単な日本語が伝わったので安心して会話ができました。ちゃんとした文でなくても、単語だけで案外伝わったので楽しかったです。私はもともと英語が苦手でコンプレックスだったので、今回の研修に参加してみたのですが、英語で会話するのが楽しいことに気づきました。英語が好きになれそうです。
◆ 一つの国でも地域により特徴が異なり、多様性があることを強く感じました。この研修旅行を通して、英語の学習方法を見直さないといけないと思いました。例文を見るだけではなく、音声を聞いて発音する。ここまでできないと英語は話せないと思いました。これから英語の資格試験もあるので、その点に注意して学習を進めたいです。
◆ 店員さんと話す時や、現地の方々と会話をするときに、うまくコミュニケーションが取れるか不安でしたが、旅行中にたくさん経験して、何を言っているのかなんとなくわかるようになり、簡単な英語で思いを言葉にして発することができました。英語を話せるようになりたいので、これから授業や自宅学習を通して真剣に勉強していきたいです。今までで一番楽しい思い出になりました。
◆ 最初の頃は不安しかありませんでしたが、いざシンガポールに訪れてみると、日本とは何もかもが違っていて、興味が不安や心配に勝りました。街には電柱もなく、信号も日本とは異なり、ビルが建ち並んでいる割には自然と共存していてすごかったです。食事も日本より味付けの濃いものが多く、慣れるまで苦労しましたが、美味しくいただくことができました。買い物をするときには言語で苦労しましたが、身振り手振りでなんとなくコミュニケーションが取れた気がします。全部ひっくるめてシンガポールは楽しかったです!また絶対行きたいです!
◆ 今回の研修を通して、シンガポールの素晴らしさ、海外の楽しさを知りました。言語の壁があったとしても、お互い思いやりを持てば自分のことを伝えることもできるし、相手のことも知ることができるということがわかりました。また、Speakingは単語でも意味は伝わりますが、Listeningはスピードについていけないこともあったので、これからはリスニングを中心に勉強していきたいと思います。シンガポールは多くの国の人が住んでいて、たくさんの文化、料理、建物に出会えました。知らないことを知る楽しさをたくさん感じ、チャレンジすることの大切さも知りました。また海外に行く機会があれば、今回のようにたくさんチャレンジしたいと思います。
◆ この5日間を通して得たものはたくさんあると思います。日常的な英語を使用する場面で、できていないと感じる点が多くありました。私は不意に話しかけられたときにあまり聞き取れないことが多かったので、もっと英語が聞き取れるようになりたいです。同時に自然に英語が身についていったという発見もありました。毎日朝から夜までなんとか自分の伝えたいことを話しているうちに、伝わった時や相手とコミュニケーションをとれた時に、嬉しくなり、もっと話したいと思いました。常に英語に触れることの大切さを、身をもって体感しました。これからは何気ない時間にももっと英語を取り入れていきたいです。今回の研修ではたくさんの人に支えられ、貴重な経験をすることができました。感謝の気持ちを持ってお土産話をたくさんしたいと思います。英語の資格試験にも積極的に取り組んできます。
すべての感想を紹介することはできませんが、今回の経験は学生たちにとって素晴らしいものとなったのではないでしょうか。
今回の研修旅行に引率し、日々学生たちが挑戦している姿を見てきました。最初は機内サービスにも戸惑っていた学生たちでしたが、積極的に写真を撮ってもらうために声をかけたり、ギフトショップで買い物をしたり、毎日生き生きした表情を見せてくれました。他の国の文化を体験すること、さまざまな国の人たちとコミュニケーションを図ること、うまくいかないことや驚きもたくさんあったと思います。それでも理解しようと努め、その状況を楽しみ、そして今後のモチベーションにも繋げてくれたようです。短いようで長い5日間でしたが、たくさんのことを吸収し、たくましく成長した学生たちに頼もしさを感じます。
今回の研修の報告会を後期の特活にて実施します。研修に参加できなかった学生とも今回の経験を共有し、次回以降の海外研修旅行に興味を持ってもらえると嬉しいです。
研修4日目、いよいよシンガポールで過ごす最後の日となりました。本日の研修は、B&Sプログラムとナイトサファリです。B&Sプログラムとは、兄弟・姉妹(Brothers & Sisters)のように交流しながら観光することで、街の魅力を紹介するプログラムです。4つのグループに分かれ、現地の大学生とともに過ごします
前日からパッキングを始めた学生たちのスーツケースや手荷物の中には、たくさんのお土産が詰まっていました。チェックアウトを済ませて、いよいよ現地の学生とのマッチアップ。少し緊張した面持ちでしたが、現地の学生と最初の行き先を確認して出発です。ほとんどのグループが「チャイナタウンに行きます!」と、ホテルを後にしました。
ここからは学生たちの声を紹介します。学生たちの撮った写真とともにお楽しみください。
◆ 今日は大学生と一緒にシンガポールの街を巡りました。現地の学生は日本語も堪能で、日本語でもたくさん話してくれたのが嬉しかったです。チャイナタウンで食べた中華料理は、驚くほど美味しかったです。
◆ まずはアラブストリートに行きました。一度訪れていましたが、再度ギフトショップを見ることができました。その際に飲んだマンゴージュースはとても美味しかったです。次に電車でチャイナタウンに行き、ホーカーズ(屋台街)でラクサを食べました。海鮮っぽい出汁ともちもちの麺が美味しかったです。その近くで中国のソフトクリームとマンゴーといちご味のかき氷も食べました。現地のスーパーにも行って、現地でしか買えない物をたくさん購入できました。
◆ チャイナタウンや313@somersetなどのショッピングモールに連れて行ってもらい、ショッピングを楽しみました。ショッピングモールの中には見たことのないショップやファッションブランドが並んでいたり、ゲームセンターでは日本とは違ってコインを購入しなければなかったり、新鮮でした。スーパーマーケットでは、現地の人たちの生活に触れることができました。日本のものも多く見かけたので、その需要の高さを垣間見ることができました。現地の大学生は日本語が上手で、あまり英語でコミュニケーションを図れなかったことは少し後悔もあります。ただ、4日目になると店員さんとの会話には慣れてきて、スムーズに買い物ができるようになりました。
◆ 現地の大学生にシンガポールを案内してもらいました。日本のアニメやゲームが好きらしく、その話で盛り上がりました。どうやって日本語の勉強をしているのか尋ねると、日本のアニメを見ていて、日本が好きだから覚えられると教えてくれました。とても嬉しい気持ちになりました。英語で会話ができるととても楽しかったですが、同時にもっと勉強して英語が話せるようになりたいと思いました。昼食は中華街で食べましたが、日本ではあまり食べない味で新鮮に感じました。また、マンゴスチンという果物はバナナのような味で、とても美味しかったです。移動の際に乗った2階建てバスは、見晴らしがよかったです。
◆ チャイナタウンやシンガポール国立博物館に行きました。一緒に行動した現地の学生は、日本語、中国語、英語の3カ国語が話せました。シンガポール仏牙寺に行くとたくさんの仏像が並んでいて、楽園のようでした。昼食には中華を食べましたが、とても美味しかったです。博物館ではシンガポールの歴史を知ることができました。日本がマレーシアを占領した頃の展示もあり、悲しい気持ちになりました。MRT(シンガポールの地下鉄)やバスを使って移動しましたが、EZ-Linkカードを使って簡単に移動できました。
◆ 2階建てバスに乗り中華街に行きました。2階建てバスに乗るのは初めてで、その大きさに驚きました。中華街では、マレーシア料理やホッケンミー、フィッシュボールスープなど、さまざまな料理を食べました。中華街にある品物はどれも安く、楽しく買い物することができました。その後、地下鉄でリトルインディアとアラブストリートに行きました。大分と違い電車の本数が多く、シンガポールの交通機関がいかに発達しているかを知ることができました。現地の大学生の英語はとても聞き取りやすく、私たち学生でもわかるように話してくれていると強く感じました。
◆ ホテルで大学生と対面しました。これまでにシンガポールで聞いた英語の中で、最も聞き取りやすかったです。それだけでもありがたいのに、私たちでもわかるような英語を選んで話してくれて、英語がわかる楽しさを教えてくれました。私たちは2つのショッピングモールに行きました。そこで大学生におすすめのジュースを教えてもらいました。以前飲んだものよりも美味しかったです。移動手段は基本的に地下鉄とバスでした。今回の研修中に、バス、タクシー、電車のすべての交通機関を使ったので、次回シンガポールに来ることがあれば移動は安心です。
すべての学生からのコメントを紹介することはできませんが、非常に充実した時間を過ごせたことが伝わってきます。引率教員はホテルでそれぞれのグループが帰ってくるのを出迎えましたが、朝のマッチアップ時の緊張した表情が晴れ、別れを惜しんでいる様子が見受けられました。最後には連絡先を交換していたようなので、これからも交流が続いてくれることを願っています。
B&Sプログラムを終え、研修最後の目的地「ナイトサファリ」へ向かいます。ここではトラムに乗って、夜の動物園を巡ります。最後の夕食を食べてトラムに乗り込み出発です。大分にもサファリパークはありますが、ナイトサファリの魅力は動物との近さです。トラムはとても開放的で、ドアも付いていません。また、動物と人間との距離も非常に近く、まるでサファリで暮らす動物の世界に飛び込んだかのような感覚になります。あたりは暗く、肉眼では見えづらいところもありましたが、人間の目を気にすることなく生き生きと生活する様子を見ることができ、学生たちも満足していたようです。
チャンギ空港に移動し、最後の荷物整理をします。4日間お世話になった現地ガイドさんともここでお別れです。別れを惜しみながら出国ゲートへ向かいます。きっと長いようで短かったであろう4日間。今回の研修に参加した学生にとっては、新たな一歩を踏み出すきっかけになったと思います。5日目のレポートでは、今回の研修を通しての感想を紹介します。
研修3日目はセントーサ島に行きました。ユニバーサル・スタジオ・シンガポールや水族館、カジノなどがあるリゾートアイランドです。3日目はこの島で過ごします。セントーサ島はホテルから車で20分ほどの場所に位置しています。到着後はユニバーサル・スタジオではお馴染みの地球儀前で集合写真を撮りました。集合時間と場所の確認をしていよいよUSSへ。入場後はグループに分かれての自由行動となりました。
ここからは学生からの感想と教員目線での現地リポートです。
USSはUSJと比べると敷地面積が小さく、全てのエリアがコンパクトにまとまっています。比較的並ぶ時間も少なく、スムーズに各エリアのアトラクションを楽しむことができました。オープンと同時にお目当てのジェットコースターに向かったグループは、すぐにアトラクションを体験することができたことに驚いた様子でした。
USSには6つのエリアがあります。ハリウッド、ニューヨーク、Sci-Fiシティ、古代エジプト、ロスト・ワールド、そして遠い遠い国で構成されています。来年にはミニオンやニンテンドーのエリアができる予定とのことです。日本にもあるアトラクションもありますが、乗り物の形が違ったり、USSだけにしかないアトラクションがあったり、何よりもパーク内は全て英語です。学生たちにとっては刺激的な1日になったようです。
ハリウッドエリアを抜けてニューヨークエリアには、「ライツ・カメラ・アクション!」というショーアトラクションがあります。映画作りの裏側を垣間見ることのできるショーで、スティーブン・スピルバーグ監督が監修しています。アメリカにハリケーンが襲ってくるというシーンを、特別効果を使いどのように撮影するかを間近で体験できるアトラクションです。システムや機械について普段学んでいる学生にとっては、水や風、火がどのように演出されているかに興味を持ったようでした。
ニューヨークエリアを過ぎると、日本にはないSci-fiシティが現れます。ここには映画『トランスフォーマー』のアトラクションがありました。3D映像で楽しむ屋内ジェットコースターです。映画の世界観やストーリー性も抜群で、何より迫力のある3D映像に釘付けとなったようです。また、USSでは比較的絶叫系マシンが苦手な人でも楽しめるアトラクションが多いのですが、その中でも”上級者向け”の「バトルスター・ギャラクティカ」は学生に人気だったようです。パーク内どこからでも見える大きなレールには、黒と赤の2種類があります。宙返りがないスタンダードな「ヒューマン」と、スリル満点のぶら下がり型「サイロン」です。普段はあまり積極的に乗らないという学生もいたようですが、今回は挑戦してみたようです。
古代エジプトエリアに足を踏み入れると、実際エジプトの遺跡を見ているかのようなセットに迎えられます。お昼にさしかかり少し気温も上がってきた頃、映画『ハムナプトラ』をテーマにしたアトラクションが涼しくていいですよ!と、学生に勧められました。暗闇の中で急加速する屋内ジェットコースターで、怖さも相まって涼を感じることができます。
ユニバーサル・スタジオといえば、ロスト・ワールド。「ラピッド・アドベンチャー」はUSJにあるアトラクションとは少し違い、円形のボートでジュラシック・パーク内を移動します。日本のものほどの高さはないようですが、円形ボートのため座る位置によって濡れ加減が違うようです。一緒に乗っていた学生を見ると、ほぼ一滴も濡れていない学生と、全身ずぶ濡れの学生がいました。運だそうです。出口付近には巨大なドライヤーがあり、有料ですが濡れた体を乾かすこともできます。
最後には、遠い遠い国が見えてきました。映画『シュレック』をテーマにしたエリアで、ここにも日本にはないアトラクションがたくさんあります。「シュレック:4Dアドベンチャー」は、日本でもあまり体験することがない4Dに学生たちは驚いていたようで、席が揺れたり、水がかかったり、飛び出すだけではなく実際に体験することができることが面白かったようです。また、長靴をはいたネコをモチーフにした「長靴をはいたネコの大冒険」というジェットコースターもあり、まるで絵本の中に飛び込んだかのような世界観が素敵でした。
昼食は各自パーク内で好きな物を購入して食べていました。これまで食事はビュッフェスタイルが多かったので、そのサイズに驚いたようです。お土産を購入したり、写真を撮ったり、充実した時間を過ごすことができたようです。
夕食を食べて、最後に『ウィングス・オブ・タイム』を鑑賞しました。光と水のショーで、ビーチに座っての鑑賞です。学生たちはワクワクしながらショーの開始を待ちます。いよいよショーが始まると、ストーリー仕立ての壮大な幕開き。海に浮かぶスクリーンへのプロジェクションマッピングから始まります。ストーリが動き始めた次の瞬間、噴射された水飛沫に映像が浮かび上がり、これまでに経験したことのない技術に思わず声が漏れます。光や音だけでなく、水や火も使った壮大なショーに学生たちも感動していました。
明日の最終日を待たずして、研修に参加してよかったという声や、シンガポールが好きになったという声が学生たちからあがっています。明日はB&Sプログラムで、現地の大学生とともにシンガポールの街を歩きます。最後まで楽しく充実した研修にしてほしいです。
研修2日目は盛りだくさんの1日となりました。朝食はホテルのビュッフェで、前日の夜に引き続き様々な種類の料理から選びます。日本ではあまり見かけない料理も多くありましたが、普段はあまり朝食も食べないという学生もしっかり食べていました。
9時にホテルを出発し、最初の目的地である「シンガポール植物園」へ。まず私たちを出迎えてくれたのは、立派なバナナ。想像以上に長く連なったバナナに驚き、気候の違いによる植物の成長の違いに学生たちも興味津々です。集合写真を撮っていよいよ入場しようとしたその時、雨が降り出しました。さらに時間を追うごとに雨も風も強まっていき、2日目にしてスコールを体験。それでも学生たちは、雨は残念だったけど、スコールを体験できたのは貴重だったと、前向きに話してくれました。日本ではあまり見ることのない大きな葉をつけた植物や、奇抜な模様の花、そしてその広大な土地に広がる青々とした緑を楽しむことができたようです。
植物園の散策を終えて、「スカイパーク展望デッキ」に登る予定でしたが、残念ながら雨足はまだ弱まらなかったため様子を見ることに。少し予定を変更して、マリーナ・ベイ・サンズ内を散策しました。高級店が立ち並ぶショッピングモールですが、紅茶専門店TWGでは紅茶やお菓子を買ったり、外の庭園に行ってみたりと、それぞれ充実した時間を過ごしたようです。また、1階にはボートに乗れる場所もあり、数名の学生が乗っていました。相乗りのため、他の国から来た方達や船頭さんとも交流を図れたようで、英語を使ってのコミュニケーションができたことを喜んで話してくれました。
昼食は「スチームボートビュッフェ(鍋料理)」をいただきました。日本のしゃぶしゃぶのような感覚で、お肉や野菜をコラーゲンたっぷりのスープでゆがいて食べます。スープも美味しく、たくさん食べることができ満足した様子でした。昼食を終えた頃には雨も止み、再び展望デッキに向かいます。56階(地上から約200m)の展望デッキまではエレベーターで上がりますが、その速さにも驚きました。外に出るとシンガポール一体を見渡すことができるほどの高さに初めは足がすくんでしまったようですが、少しすると展望エリアからの景色を楽しんでいました。展望エリアにいる方に声をかけて写真を撮ってもらうこともできたようで、ここでも英語でのコミュニケーションを積極的に図れたようです。
次に向かったのは「アラブストリート」。異国情緒あふれる素敵なエリアでした。大きなモスクがあり、その周辺には雑貨屋が並んでいます。束の間の散策となりましたが、モスクの中を見学し、お祈りの方法を教えてもらった学生もいたようです。さらなる異文化体験に刺激を受けた様子でした。アラブストリートでもお土産を購入する学生が多くいましたが、これまで訪ねてきた場所よりも値段が安く、その安さに驚きを隠せない様子でした。集合時間には両手にたくさんのお土産を抱えて戻ってきました。安く、楽しく、ショッピングを楽しめたようです。次に「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」へ移動。あまり時間が取れなかったのは残念でしたが、スーパーツリーを見上げ、その大きさに圧倒されました。スーパーツリーもただのモニュメントや展望台として存在しているだけでなく、エネルギーを作り出したりもしているようです。
最後の目的地「マリーナ・バラージ」では、シンガポールの水問題について学びました。英語での説明に苦戦しながら、最後までガイドの方の説明に耳を傾けていました。水をどのように作り出しているのか、きれいな水のためにどのような取り組みをしているのか、国全体の意識づくりなど、たくさんのことを学べたようです。日本ではどうか、今日本で学んでいることを将来どのように活かすことができるかなど、考えるきっかけになったのではないでしょうか。また、英語を聞き取れるようになりたいと、英語に対するモチベーションも高められたようで、非常に有意義な時間となりました。しっかり学んだ後は、屋上で夕日を楽しみました。芝生のきれいな場所で、多くの人が凧揚げをしたり、写真を撮ったりしていて、学生たちも先ほどまでの緊張感から解放され、芝生を走り回っていました。
夕食は「バーベキュー(韓国風焼肉)」へ行きました。たくさん歩き、学びも多かった1日だったので、ここでもしっかり食べて明日に備えます。2日目の行程が終了した後は自由時間となりました。グループで夜景を見に行ったり、近くのスーパーに買い物に行ったり、ホテルのプールで泳いだり、それぞれ充実した時間を過ごしたようです。
明日は3日目、セントーサ島での研修です。いよいよ研修も折り返しとなりました。最後までたくさん挑戦をして、体験をして、素敵な研修にしてほしいです。
9月3日より令和6年度海外研修旅行の第二陣として、シンガポール研修が始まりました。学生、引率教員および添乗員、総勢29名が3泊5日の行程でシンガポールで研修いたします。
台風の影響で遮断された交通網を考慮し、集合時間は朝4時50分。とても早い時間にも関わらず、多くの保護者の皆様と教員がお見送りしてくださり、バスで福岡空港に向かいました。初めて海外に行くという学生も多く、不安や緊張もある中で、バス車内では楽しそうに研修の予定を話している様子が伝わってきました。飛行機に大きな乱れもなく、16時ごろにシンガポールのチャンギ空港に到着しました。初めての長時間フライトに少し疲れた様子でしたが、機内サービスも充実していたので、時間を持て余すことなく過ごすことができたようです
さて、初めての海外旅行といえば誰もが緊張する入国審査ですが、今では全て自動化されており、職員とのやり取りもなければ、パスポートにスタンプも押してもらえません。とてもスムーズに入国できるようになりましたが、入国時のスタンプを押してもらえないことを残念がっている学生もいました。
荷物も受け取り、換金も済ませ、いよいよバスに乗って市内に移動しました。ガイドの方のお話を聞きながら、マーライオン公園へ。空港から15分ほどで、シンガポールのランドマークの一つ、マリーナベイ・サンズが見えてきました。これまでテレビやネットで見てきた光景に、学生たちからは感嘆の声が漏れます。バスを降り、いよいよマーライオンとの対面です。多くの観光客に囲まれたマーライオンは、その後ろ姿だけでも圧倒的なオーラを感じます。学生たちは楽しそうに、お互いポーズの案を出し合いながら写真を撮っていました。束の間の自由時間となり、学生はそれぞれお土産を購入したり、ジューススタンドで珍しい果物の飲み物を注文したりしていました。英語での会話には少し苦戦したようですが、母国語以外の言葉でコミュニケーションを図る楽しさも同時に感じたようです。この経験を明日以降の研修に繋げてほしいと思います。
夕食はホテルのビュッフェでいただきました。ガイドの方からは、シンガポールには様々な人種の人が暮らしているので、言語や文化、食事も多種多様であるという話を伺いました。実際に中華系からインド系、マレーシア系の料理まで幅広く用意してあり、学生たちも楽しんでいるようでした。普段食べることがあまりないタイプの料理や味付けに挑戦できたことも思い出になったようです。夕食後は自由時間とし、グループでショッピングモールへ行ったり、アジア最大の観覧車であるシンガポール・フライヤーへ行ったり、それぞれ計画して楽しんでいました。
不安や緊張の中、たくさんの経験ができた1日目。学生たちは海外での時間に心躍らせながら、日本では見ることのできない光景に驚き、味わえない食べ物を楽しみ、同時に言語の壁にぶつかっているようです。それでも1日目の報告書からは、明日はもっとできるようになりたい、もっと挑戦してみたいという向上心を感じることができました。
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