グローバルエンジニア育成:Dr. Alexによる特別講義を開催


令和6年12月16日~20日の期間に本校のグローバルエンジニア育成事業の取組みとして、海外から講師を招いて特別講義などを行いました。講師はスペインのデウスト大学で講師を務めるAlejandro Lopez Garcia先生です。Alex先生と機械工学科の尾形教授が研究連携をしている間柄から今回の招聘に至りました。

本講義は、(1)海外の大学の先生の講義の聴講及び研究を通して交流することで、実践的な英語に触れて自分自身の英語力を認識できること、(2)海外文化や海外から見た日本や大分の文化を知って国際的な視点や考え方を学ぶことを目的とし、本校学生に対して実践的な英語力や国際性の必要性を感じるきっかけにしようと企画したものです。

今回は機械工学科3~5年生、専攻科1年生及び尾形研究室と稲垣研究室の学生が、以下の内容でAlex先生と交流しました。

・機械工学科3年:数学や物理学と研究との関連及び海外文化に関する講演
・機械工学科4年:水力学に関する英語の講義とExcel演習
・機械工学科5年:エネルギー変換工学に関する英語の講義
・専攻科1年:社会技術概論に関連したスペインの歴史、文化、政治、産業などの講義
・研究室学生:流体工学や粉体工学に関する研究交流

学生は緊張しながらも、Alex先生に質問や説明などをする積極的な姿勢が見られました。学生アンケートの結果から、英語の講義を受講して、「とても役になった」や「役に立った」という結果が大半であり、学生からは、例えば、水力学の場合、「英語の演習書に出てくる専門の単語を実際に聞き取ることが出来た」「式などをみたら意味がわかって、そこから英語についても理解した」などのコメントが得られ、学生にとって普段勉強していることが海外でも通用することを知る貴重な機会になったことが伺えました。

また、英語や文化面については「英語でのスムーズなコミュニケーションをとれることで、より深くその国の歴史を知ることができると感じたため。」など、英語力や海外文化への興味・理解の向上に関するコメントが見られました。

ご多忙の中、スペインから大分を訪問し、このような貴重な経験をさせて頂いたAlex先生に感謝いたします。また、本事業の推進に辺り、本校一般科目の菊川教授、内田助教、機械工学科の稲垣准教授、德丸助教および関係事務職員の皆様にご協力を頂いたことに対して、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

機械工学科では、引き続き、グローバルエンジニア育成の取組みを推進して参ります。
どうもありがとうございました。








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