足踏みミシンボランティア活動が第55回社会貢献者表彰を受賞


本校の足踏みミシンボランティア活動が第55回社会貢献者表彰(公益財団法人 社会貢献支援財団)を受賞し、令和2年11月29日と11月30日に都内のホテルに於ける懇談会と表彰式典に教職員2名と学生7名が出席した。

同活動は平成15年から学生達が大分県内外の家庭等から寄贈された古く壊れた足踏みミシン(以下、ミシンという。)を修理し、それを東南アジア諸国の貧困層などに贈呈することにより、貧困層の生活および就労支援を図ることを目的とした学生参加型の国際的ボランティアである。平成19年からは修理したミシンを贈呈するだけではなく、学生達と教職員がミシン贈呈先に赴いて、貧困地域の人々が独力でミシンを修理できるように修理技術の指導などを行っている。これまで通算17年間に亘り、東南アジアの数ケ国に延べ約300台のミシンを贈呈している。

受賞のポイントは、「学生達が国際感覚を備えた技術者になるべく、アジア諸国の貧困層に中古ミシンを通して寄り添う国際的な社会貢献を行っていること」であった。

2020年はCOVID-19によるパンデミックが発生し、フィリピン国内での活動において協働している関係協会の会長から「フィリピン国内でも感染症が拡大し、本校からミシンを贈呈した貧困地域の人々は、同ミシンを使って多くの布マスクを作製した。贈呈したミシンが同地域の感染症予防対策にも大きく貢献したこと」を伺った。

これまでに現地を訪れた学生の帰国後の感想文等で、「渡航先の活動では貴重な経験と大変有意義な機会を得ることができ、自分の視野が広がった。」、「私達の活動は、貧困層地域の人々の生活に役立っていることが実感できて、大変嬉しく思った。」などが述べられるように、本活動は学生のボランティア精神や人間性を大きく向上させるなどの教育効果をもたらしている。

本校の教育目的は「人間性に溢れ国際感覚を備えた技術者の育成」、教育目標の一つは「愛の精神」である。その教育理念に基づき、現在も学生達は県内外の方々から善意で寄贈された古く壊れた足踏みミシンを修理し、次の支援に向けたボランティア活動に取り組んでいる。

第55回社会貢献者表彰式典で放映された足踏みミシンボランティア活動のVTRは以下のとおりです。

【表彰式典の様子】

【活動の様子】

【贈呈した足踏みミシンによる布マスク作製の様子】








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