土の性質の奥深さを改めて体験


都市・環境工学科の前 稔文 准教授と姫野 季之 助教が、大分ため池技術研究会との共催で、7月16日(土)および23日(土)に「地盤材料試験講習会」(参加者15名)を実施しました。
第1回の7月16日(土)は、教室で全体ガイダンス(講師:太田宗一郎様(タナベ環境工学株式会社))を受けた後、講師の指導の下、土の湿潤密度試験と土の一軸圧縮試験を行いました。その後、土の一面せん断試験と土の三軸圧縮試験の概要説明を行いました。
第2回の7月23日(土)にも全体ガイダンスを教室で行い、土の透水試験(定水位・変水位)を行いました。

各講習会では、講師の中元億朗様と大平健児様(共に株式会社ソイルテック)から講評していただき、ため池技術研究会の会長である佐野博昭先生(防衛大学校教授、本校客員研究員)から参加者に修了証が授与されました。

参加者の中には、土に触れる機会もなく、試験をする業務に就かれていない企業の方もいましたが、この講習会を受講したことで、土の性質の奥深さと試験の楽しさを感じていただけたようです。また、本校の卒業生も参加しており、「在学中に授業で習ったことを思い出した」と振り返っていました。さらに、試験の講師には、本校の都市・環境工学科の卒業生である森田真由様(タナベ環境工学株式会社)が加わり、熱心に指導していただきました。その姿は、大分の土質関連の業務で社会貢献する技術者であり、本校の卒業生として頼もしく映りました。

この講習会を通じて、大分のため池における土質に関する知識と技術を身につけ、関連する業務で活躍されると共に、得られた知識や技術が継承されることを願っています。








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