8月29日 子実トウモロコシの収穫を実演
大分高専では農工連携研究(アグリエンジニアリング)に取り組んでおり、森田 昌孝(まさゆき)講師(一般科理系)は、トウモロコシ栽培とロボット研究などとの連携した研究を推進しています。今回、トウモロコシ栽培研究に関する取り組みの一つとして、子実トウモロコシ(国産トウモロコシ)の収穫実演会を実施しました。
今年度、大分県国東市の農業法人である株式会社273様と連携し、国産トウモロコシの実証栽培を行い、ヤンマーアグリジャパン株式会社様の支援を受けて大型コンバインによる刈取り作業を実施しました。
近年の戦争や円安などの影響から国産トウモロコシの栽培が見直されており、実演会には大分県、市町村の農業関係者をはじめ、生産者など20名が出席し、実演だけでなく、今後の栽培の可能性や子実トウモロコシの特性、機械作業性についての情報交換などを行いました。
森田講師は、労働力不足の深刻化が懸念される中、省力栽培可能な国産トウモロコシ生産は、大分県の農業を支える1つの手法になりうると考えており、今後も国産トウモロコシの高品質かつ安定的な生産に向けた研究を継続していきます。