「台湾研修旅行だより」

48月24日(土)

本日、最終日は故宮博物院を訪問しました。世界四大博物館の一つと言われる有名な博物館で、貴重な展示物を自分の目で直接見ることができる貴重な機会となりました。数千年前の遺産や国宝および国宝級の貴重な展示物の数々を見学でき、人類の歴史や文化を学ぶことができました。昼食は飲茶料理で、最後の台湾料理を楽しんだ後に帰国の途につきました。研修期間中を含めて、何のトラブルも無しに全員無事に帰国することができました。

最終日の感想および研修全体を通しての感想の一部を紹介します。

◆ 最終日は朝から、帰ることが悲しかったです。そんな気分を晴らすために、朝活として散歩とカフェに行きました。故宮博物館は元々そんなに興味はなかったのですが、今まで行った中で1番楽しかったです。ガイドさんの解説を聞きながら、日本に少し親しみのある、でも外国の少し異なる文化や歴史を学ぶことができ、いい経験になりました。台湾は、日本からとても行きやすい国であると感じました。日本語が広く浸透していて、食も口にあうものが多かったように感じます。特に、台湾の香りを楽しむスタンスのお茶がとても気に入りました。今回の旅では、ガイドさんや先生が私たちを先導してくれていたおかげで、何不自由ない、楽しい研修旅行となりました。そのことにとても感謝しています。もし、次自分で海外に行くときに、この経験を活かしたいと思うと同時に、他の国にも行ってみたいと強く思うことができました。これも、私たちを安全に過ごさせてくれたおかげです。感謝です。まだ写真を見返して思い出に浸っています。

◆ 故宮博物院に入るとまず最初に翆玉白菜を見ました。私は1番、雕象牙九層塔に衝撃を受けました。1本の象牙を掘ってできた塔とガイドさんから聞き、昔の人の器用さと視力の良さにびっくりしました。台湾での最後の食事は飲茶料理でした。小籠包や焼売がとても美味しかったです。研修旅行では、英語や台湾語を使い注文や店員さんとコミュニケーションをとることができました。また、ガイドさんや現地の大学生から実際によく使う言葉や若者言葉など、教科書やインターネットでは教わることのできない言葉を教わることができてよかったです。日本とは違う町の雰囲気や匂い、食事の仕方などを体験でき良い経験になりました。台湾は人も優しくご飯も美味しかったのでとても良い思い出になりました。

◆ 故宮博物院にはさまざまな芸術作品があり、どれも見ていておもしろいものでした。展示品の中でも人気のある翆玉白菜に彫刻されている虫は多産の象徴であるといわれているなど、それぞれの展示品の背景情報にも興味を惹かれました。中華文化が非常に長い間続いてきていることを感じられました。台湾での最後の食事は飲茶料理で、餃子や小籠包は私の好きな料理でしたので、これで台湾旅行を締めくくることができてよかったと思います。今回の研修旅行は、自分にとっては初めての海外で不安でしたが、トラブルに巻き込まれることなく終えることができ安心しました。今回のような外国の文化に直接触れる体験は、ただ自分の国で資料を見たりするのとは感覚がかなり違うことがわかりました。驚きの連続でした。まだ若い間にこのような研修旅行に参加できて本当にうれしく思っています。

◆ 最終日は故宮博物院に行った。ガイドさんの説明によると蒋介石が北京から持ってきたものが主と言っていたが、それは盗品を展示している他の博物館と同じではないかと内心では苦笑していた。全体を通じて、台湾は日本人を歓迎している国のようだったが、それゆえ日本語に甘えすぎた節があった。これから海外旅行に行くときは、もう少しその母国語を覚えておきたい。

今回の研修の報告会を後期の特活にて実施いたします。研修に参加できなかった他の学生さんとも今回の経験を共有し、次回の海外研修旅行には、より多くの学生さんに参加していただきたいと願っています。

38月23日(金)

本日は終日、B&Sプログラムと称する地元の大学生との交流行事でした。台北市内を台湾大学の学生さんが案内してくださいました。地元の人ならではの知る人ぞ知る隠れた名店の数々を紹介してくださいました。もちろん、参加者のみなさんは大学生と連絡先を交換していましたので、これを機会に交流が続いていくものと思います。

地下鉄の1日乗車券を利用して移動しました。まずは朝市にて、日本では食べられない珍しい果物を購入して試食しました。その後、繁華街のデパートを散策し、台湾の原宿と言われる「西門町」にてミシュランガイドに掲載されているお店で牛肉ラーメンを堪能しました。また、本場のタピオカドリンクを購入して堪能しました。お土産にお茶を買いたいと希望があり、お茶屋さんに行きましたが、さまざまな種類のお茶を試飲して、お気に入りのお茶を購入することができました。その間に、スコールに遭い激しい雷雨の中、美味しいお茶を何杯もおかわりして過ごしました。その後、古い町並みの残る「迪化街」にてショッピングを楽しみました。夕食後は観光地として有名な「台北101」ビルの展望台に登りました。1日中歩き続き続けて疲れたことと思いますが、台湾の地元の大学生との交流や地元の人の生活を垣間見ることができ、有意義な貴重な体験ができました。

参加者の感想を一部紹介します。

◆ B&Sプログラムではレオくんという大学生が牛骨ラーメンに連れて行ってくれました。とてもお口にあって美味しかったです。台湾のお茶屋さんは、本格的な方法でお茶を淹れて試しに飲ませてくれるので、自分に合う匂いや味のお茶を買うことができて、台湾のいいところだなと思いました。迪化街では、お目当ての籠バッグのお店に行きました。洗練されたデザインのものが多く、沢山買いました。今日は、大学生や店員さんと中国語について会話もかわせたのが、良かったと思います。今日1日も楽しかったです。

◆ 朝市に行き、夜市とは違う雰囲気を感じることができました。若者の街である西門町では、ミシュランを獲得した牛肉麺や幸福堂の黒糖タピオカを食べました。台北101はとても高く夜景がとても綺麗でした。

◆ 移動には台北MRTを使用しました。この日は何度も使用したのですが、少し待てばすぐに電車が来るのがいかにも大都市という感じでした。デパートでは、家電や食料品の売り場には日本企業の商品も多く並んでおり、自分が今どこにいるのかわからなくなりました。地下街を移動するとき、途中にあった書店に行きました。中国語話者向けの日本語の参考書を見つけ、大学生と本の内容について話しました。敬語が難しく感じるとのことでした。昼食は勧められた料理店の牛肉麺でした。普段食べないので想像ができませんでしたが、非常に美味でした。迪化街には非常に多くの店が並んでいましたが、何も買うことができないまま終わってしまいました。もっと積極的になるべきだったと反省しています。夕食後に台北101の展望台に行き、夜景の写真を撮りました。施設内の撮影スポットも充実していました。機会があれば昼にも行ってみたいと思いました。

◆ 今日は町を散策した。地下鉄の乗り継ぎも多く、この台北の広さを文字通り身をもって実感した。

28月22日(木)

本日は午前中に「九份」を散策し、午後は「孔子廟・保安宮」および企業見学として「台塑企業文物館」を訪問しました。さらに自由時間には全員で台湾最大の夜市である「士林夜市」へ出かけ、盛り沢山の一日となりました。

「九份」は有名なアニメ映画のモデルと言われる風情ある街並みで、多くの観光客が訪れる観光地ですが、元々は9軒の移住者が開拓した町で、金鉱脈が発見されてからは金採掘で繁栄した町であることなど町の歴史を学ぶことができました。

「孔子廟」は紀元前の時代に発展した儒学の祖として有名な孔子を祀った廟ですが、今も台湾にその子孫が暮らしていることに驚きでした。「保安宮」は龍山寺と並ぶ台湾で最も古いお寺の一つで、本尊はお医者様ということで健康長寿を願う人々の信仰を集める歴史あるお寺でした。

「台塑企業文物館」は、台湾でナンバー2の石油およびプラスチック製品生産企業である台塑グループ企業の展示館でした。展示館は長庚大学のキャンパス内に位置しており、長庚大学は台塑企業グループが設立した私立大学とのことでした。創業者の歴史から始まり現代までの企業の発展の歴史を学ぶことができ、台湾の産業を支える大きなグループ企業の活動を学ぶことができました。台湾は半導体産業で支えられているというイメージがありましたが、その産業を支えているエネルギー産業および素材産業の役割の重要性について学ぶことができました。

参加者の感想を一部紹介します。

◆ 九份は最も行きたいと思っていた場所で、お茶や茶菓子を楽しむことができ、海の見える壮大なロケーションに感動しました。孔子廟は、子曰く、から始まる漢文は馴染みがあり、学業に精進できるようお祈りしました。また、企業の創設者の話や、台湾の様々な産業、企業について学べました。これは私の意識を変えてくれた気がします。今日は、ガイドさんから教えてもらった中国語を使う機会がなかったため明日はがんばります。

◆ 行ってみたかった九份に行き、台湾式のお茶を飲むことができてよかったです。孔子廟では孔子について深く知れました。食べる機会があまりない北京ダックやグァバに挑戦できてよかったです。

◆ 九份は古い建造物が並んだ歴史を感じさせる風景が魅力的でした。昼食は北京料理のレストランでしたが、切り分ける前の北京ダックは非常にインパクトある見た目でした。孔子廟では孔子の功績や当時の学問について知ることができました。孔子の思想をよく理解できたとは言えませんが、良い経験になりました。台塑企業文物館では、創業者は貧しい家庭に生まれ、そのような状況から大企業を作り上げられるとはなんと輝かしいことだろうと感じました。台塑企業も例に漏れず半導体関連事業を展開しており、個人的にはそこに一番興味を惹かれました。

◆ 九份ではお土産をいくつか買ったが、売店の店員さんたちが結構日本語が通じてびっくりした。夜市でも日本語で客寄せが行われていて、流暢でない日本語で客寄せされるとなぜか恐怖を感じた。

◆ ガイドさんから九份の町の歴史などを聞いて、自由行動しました。結構強く商売していた感じがしました。そのあとのお昼ご飯は、正直台湾に来て一番おいしかったです。夜市にも行きました。なんかすごい感じでした。

18月21日(水)

本日より令和6年度海外研修旅行の第一陣として、台湾研修が始まりました。学生5名と引率教員1名が3泊4日の行程で台湾で研修いたします。

朝7:30に大分駅に集合して特急列車を利用して福岡空港へ移動し、エバー航空BR105便にて台北桃園空港に現地時間14:00ごろ無事に到着しました。到着後、貸し切り小型バスで「中正紀念堂」および「龍山寺」を訪問しました。中正紀念堂は蒋介石の功績を称えて建てられた建物で、台湾の歴史や複雑な政治状況について学ぶことができました。龍山寺は台湾で最も古いお寺の一つで、台湾の人々から厚く信仰されています。台湾式のおみくじをみんなで引きました。

参加学生さんの感想を聞きますと、建築物の作りの違いに興味を持った、紀念堂の大きな建物に圧倒された、衛兵交代式を見ることができていい思い出になったという声を聞きました。中には自由時間に夜市に行き、積極的に英語や中国語を使って注文を試みた人もいたようです。また、衛生面や治安の面で不安もあったが、安心して過ごすことができほっとしましたという声もありました。明日も楽しみです。








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