都市・環境工学科 一宮教授の研究が令和4年度の科研費「基盤研究(A)」に採択されました


科研費は、人文学、社会科学から自然科学までの全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」を対象とした、文部科学省(日本学術振興会)の事業です。
基盤研究(A)は、一人または複数の研究者が共同して行う独創的・先駆的な大型予算研究で、全国高専ならびに大分県内でも唯一の採択であり、本校が名実ともに高等教育研究機関であることの証でもあります。

採択課題名は、「持続可能社会実現に貢献する縮重合反応を基本とする新しいアルカリ活性材料の開発」です。
一宮教授は、セメント代替材料としての「ジオポリマー(アルカリ活性材料の一種)」研究の我が国のリーダーで、土木学会等における研究委員会委員長を歴任しています。また、国際的な研究委員会のメンバーとしても活躍しています。

「ジオポリマー」は、カーボンニュートラルやインフラ長寿命化などの、重要な社会的課題解決に貢献できる新しい建設材料として期待されています。一方で、主材料は石炭火力発電で発生するフライアッシュ(石炭灰)であり、今後の石炭火力発電の縮小・廃止を見据えて、火山堆積物や木質バイオマス灰などの各種未利用資源の適用性研究であることが評価されました。

【科研費データベース】
KAKEN — 研究課題をさがす | 研究種目: 基盤研究(A) AND 審査区分/研究分野: 中区分22:土木工学およびその関連分野 (nii.ac.jp)








Copyright oita-ct.ac.jp All Rights Reserved.