電気電子工学科常安助教らが効率的な放熱を実現する伝熱異方性を持つ複合フィルムを開発しプレスリリースしました


電気電子工学科 常安翔太助教、東京理科大学工学部工業化学科 上谷幸治郎講師(研究当時:大阪大学産業科学研究所)、東京工芸大学工学部工学科情報コース 佐藤利文教授らの研究グループが、セルロースナノファイバー製フィルム中で炭素繊維を配向させることで、433%という高い面内伝熱異方性を持つ複合フィルムを開発し、近接する複数熱源の間に生じる熱干渉を緩和しながら、別方向への熱拡散によって放熱することを確かめました。

さらに、本フィルムを分散型電界発光素子の熱拡散基材へと展開し、高い冷却効果を示すことを実証しました。本研究成果は、2022年7月20日にAmerican Chemical Society(アメリカ化学会)の国際学術誌「ACS Applied Materials & Interface」にてオンライン掲載されました。

タイトル:Thermal Diffusion Films with In-Plane Anisotropy by Aligning Carbon Fibers in a Cellulose Nanofiber Matrix
雑誌名:ACS Applied Materials & Interface(American Chemical Society:アメリカ化学会)
https://doi.org/10.1021/acsami.2c09332
※オープンアクセスです(無料で読めます)。

本研究成果は、9月26日(月)に東京理科大学がプレスリリースしましたので、詳細は以下のURLをご覧ください。
<日本語>
https://www.tus.ac.jp/today/archive/20220926_3581.html
<English>
https://www.tus.ac.jp/en/mediarelations/archive/20220922_6725.html








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